人狼物語 三日月国

246 幾星霜のメモワール


【神】 薄荷 アンジュ

>>G5 ディルグ

未だ未熟な見た目であろうと、女であろうと。
聖女様にとって人は平等であるのだろう。だからこれは公平なくじ引きなのだと。
そう思う他にやれることはない。

「えっと、ディルクさん……でしたか」

はたと見上げた先には彼がいて、その手には一輪の花を持っていた。
己に差し出されたそれをおずおずと受け取る。

「ふへ……すみません、ありがとうございます。とても綺麗で、良い花ですね」

力を込めて壊れそうになったそれを握るの後ろ手に、あなたから貰ったそれを口元に近づける。
どこか恥ずかしさを隠すかのようにしながら、上目遣いで見上げる。
(G6) eiya 2024/02/12(Mon) 1:01:35