人狼物語 三日月国

145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】


【神】 司書 エルナト

>>G6 イシュカ
 
「?」
 
開いた間に首を傾げて。
睨み返されても視線を逸らすことはなく。
君が先に逸らしたとて、こちらの視線は動かぬまま。
離すときは相手の顔を。ただそれを実践したいだけだ。
 
「そっか、じゃあもう陰口は言われてないの?」
「昔より過ごしやすくなってるのかな。
 そうだったら嬉しいな。」
 
争いなんてない方が良い。
平和が一番だ。狭い場所ほどそう。
払われればえ〜、なんて抗議をしつつ。
 
「…そんなものなんだ。
 お外、楽しい場所じゃなかった?」
 
君の発言から、そうなのかなと。
もしそうなら、ちょっと残念だ。
外の世界に出たくて、病の治療を頑張ろうと思えているから。
そうでないのなら…………。
 
「あ、僕が『好きだと思い込んでる人』みたいに思ってるでしょ。」
「ひどいなぁ……そりゃ、嫌な所もあるかもしれないけど」
「でもやっぱり、嫌いにまではなれないよ。皆家族みたいなものだもん。」
 
治らないままここまで来ちゃったね、と苦笑して。
初等部からずっとここに居る。どうやらこの世界を愛するだけでは治療にはならないらしい。

「なるほどなぁ………自分の為の音楽なんだ。」
「じゃあ、人のために演奏はしないの?」
「僕、イシュカさんの演奏が聞きたいのだけれど。」

ちゃんと聞いたことあんまりないな、と。
ずい、少し身を乗り出して、暗に聞かせて、の眼差し。
(G7) arenda 2022/05/01(Sun) 18:29:37