人狼物語 三日月国

246 幾星霜のメモワール


【神】 遊蕩 ディルク

>>G6 アンジュ

「うん、ディルクであってるよ」

呼ばれた名に頷き、己の手から離れた花を見送る。
貴女の髪のように柔らかな色の花。
よく似合うと男は笑みを深め屈めた体を元に戻した。

「知り合いの花屋から買うようせがまれてね。
 縁もあって断れなかったから一輪だけ」

それでも男には不要なもので。
そんな時に貴女の姿を見かけた、という訳だった。

「……さっきのアクセサリー、自分で作ったの?」
(G7) sinorit 2024/02/12(Mon) 1:15:35