人狼物語 三日月国

145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】


【神】 ライアー イシュカ

>>G7 エルナト

「一応は実習生の肩書になったから。まあ……
 大人って、気付いたらなるもんじゃなくて。
 ある日急に、勝手にそうされる」

膝を組み琴を構え直し、乗せた指をとん、と何度か叩く。
既に仕舞い終えてるから音は鳴りはしない。
『楽しい場所か』を問われると、力無い流し目。

“治ってたなら”
楽しいんじゃないか」

期待する答えを返せてないのは重々承知。
それでも望む答えは言いたくなかった。
貴方を傷付ける事になっても、それは決して。

「わからん。何の助けにもならない家族って、
 そもそも家族と呼ぶ必要と意味があるのか?」

言葉の端々から未知の生物でも見たような反応だ。
身を乗り出されたのを軽く手で制して、するりと立つ。

「言っただろ。音楽は別に好きでも何でもない。
 演奏されても余計なお世話だ。
 僕が聞きたいのは……これの、
だけだから」

そろそろ行くとばかりに顎で促して、
貴方の返答を聞けば去って行こうとするだろう。
(G8) 2022/05/01(Sun) 23:33:43