人狼物語 三日月国

55 (R18)竜宮城


【神】 因幡 理恵

[唇を突き出すフウタを複雑な目で見つめたが、こちらが折れて身を寄せた。今日のフウタは、やけに押しが強い。
 先端を受け入れている時も、フウタの視線は外れなかった>>G7。自らの勃ち上がった乳首と、男の赤い舌先と、熱心な上目遣い。見下ろす角度が物珍しいのもあるが、牡特有の艶美さに惹き付けられた。
 なんだかいけないものを見ている気分になって、視線を逸らしたいのに、逸らせない。綺麗な二律背反が成立していた。

 尻尾を弄られながらどうされたいか答えると、フウタが目を輝かせる。その瞬間も、視線は合わさっていた。
「こうか」と確認しながら先端を舐られて、そのたびに体が跳ねる。散々触れられたその箇所は桃色を濃くして、そのくせまだ触れてほしいと疼く。触れられたその場所から、フウタに伝えたいことが胸の真ん中まで伝染していく。その中身は泣き出したくなるぐらい温かく、他の誰にも抱かないものだということは分かるが、うまく言葉にできずに足掻く。好いことを伝えるおもはゆさよりも、言葉が出てこないことの方が辛かった。
 言えても言えないけど。]


 ひゃ、あ、ぁ、


[声の甘さの方が、よっぽど正確にフウタに悦を伝える。

 赤い舌先と先端が隠れ、ちゅう、と吸い上げられた。ぞくぞくと背筋を走る快感に耐えていても、時々優しく噛まれれば、目の眩むような刺激に跳ねる。
吸われることで丸い肉もわずかにたわむ。胸を揉まれると、柔らかい乳房はフウタの思うままに形を変える。指の間から零れそうになる肉は、肌こそ白いが、その下の血の色を透かして赤い。自分の体を良いように扱われることが、なぜフウタが相手だとこうも心地よいのだろう。
 口が足りない、と零されれば>>G8、ただでさえ熱い肌が、息に炙られたようだ。こちらは体が足りないように思うのだが。支えられる尻尾のあたりさえくすぐったくて、悦が振り切れてしまいそうだ。
 体力が尽きる前にと繋がることを懇願すれば、フウタに抱き寄せられた。
 すっかり勃ち上がった熱が腹に当たる。欲しいところを外からくすぐられて、焦燥がさらに強まった。]


 ふうたの、硬くなっとる……


[熱に浮かされた目で、すぐにでも奥底にまで届きそうなそこに、うっとりと呟いた。
「なんであんなになっとるのにお主は我慢できるんじゃ」と疑問をはさむ余裕などその時には無く。問いかけたのは行為が終わった後のことか。]
(G15) kumiwacake 2021/01/04(Mon) 23:36:17