人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【神】 Il Ritorno di Ulisse ペネロペ

>>G13 >>G14 ルチアーノ

「仕事一筋にはなりたくねえもんだなあ。
 真面目が行き過ぎるとどうも融通が利かなくなるらしい」

どうもずいぶん真面目に考えているらしい話に交え、
やや私怨の混ざった評価を笑い飛ばした。

良くも悪くも死者を引き摺るつもりも、
死者を嘲笑う趣味も無いが。
反面教師にくらいはしてもいいだろう。
この首のケロイドが消えるまでは。

「仕留め損ねたねえ、そりゃ残念だ。
 次はちゃあんと頭を二回ブチ抜いてやれよ。
 この世の面倒事なんざ金と弾丸で9割片が付く」

「殺ったら教えろよ。覚えてたら祝ってやる」

物騒な提案に物騒なお祝いを添えて。
淡々とした言葉には内心珍しいなと思いながら、
物騒な発言とのちぐはぐさにチェシアの猫のように笑った。

きっと互いに人間は案外あっさりと死ぬものだと知っている。
そして、それが小憎たらしい人間であるほど、
死に際はあっけないものだとも。
(G15) 2023/10/01(Sun) 6:32:44