人狼物語 三日月国

55 (R18)竜宮城


【神】 因幡 理恵

[フウタの肩に手を乗せてバランスを取ると、もう片方の手を秘所に添える。中指と人差し指で、くぱ、と丘を広げたが、その奥でひく、ひくと痙攣する肉は、水に阻まれて見えないだろう。
 腰を落として、脹らんだ頭を押し付ける。ぷつりと割れる感触と共に、熱が押し入ってきた。それとともに、いつもは覚えぬ感覚も。
 けれど、続く快感に、その違和感は押し流された。]


 ふぁ、あ……ぁ


[奥をとん、と突かれて、求めていた熱に息が上がる。けれど ──

 とっさに、届かない、と思った。
 実体のない何かにふわふわと押し広げられて、フウタと近づくのを阻まれているかのようだ。
 お湯ですね。

 挿入っているはずなのに、今までに感じたことの無いもどかしさに眉をひそめる。フウタを見上げると、彼も滅多にない戸惑いの表情を浮かべていた。
 抱きかかえられて、勢いよく腰を押し付けられる。うゥという呻きは、水音がかき消す。水面が激しく揺れて、浴槽から溢れた。

 男の不安が、伝染する。
 突き上げられる反動で、フウタ、と呼ぶ声が揺れる。瞳がうるんでいるようにさえ見えて、すがりついて目尻を舐めた。どうすることもできない自分が歯がゆい。
 混乱したままフウタを見上げると、捕まるように促された。>>G12


 な、ん……ひゃ!?


[足を抱え込まれると、サバァと湯から持ち上げられて、唐突な重力にあわててしがみつく。ぐ、とさらに奥に押し当てられる感触に、「あ、あ、ァ、」と目を見開く。]
(G17) kumiwacake 2021/01/04(Mon) 23:37:42