【神】 因幡 理恵ちょ、ふぅ、た……うそじゃろ!? ……ひぅ、 [抱え込んだまま──それも、繋がったまま。ひょいと立ち上がって浴槽をまたぐフウタに、目を白黒させる。抗議の声は、歩きだせば上げる余裕もなくなった。 とぷ、と腹の中で何かが揺れた気がするけれど、それが何かは分からない。 お湯です。 フウタはただ歩いているだけなのかもしれないが、一歩進むごとに奥を突き上げれて、滑り落ちてしまいそうだ。震える腕で必死に首に縋りついていたが、その力も抜けそうになる。快楽にすべてを手放しそうになった時、柔らかい場所に下ろされた。 濡れた背中に繊維を感じる。ぎし、という音に、はあぁと安堵のため息をついて、顔を隠した。] ……なんちゅう力業じゃ…… [改めて力の差を見せつけられた気分だ。抗いようのない雄の力に、どくどくと心臓が跳ねている。 顔を覆った手の向こうから、フウタが名前を呼ぶ>>G13。なんとなく顔が見れなくて、気だるく頷いただけ。] (G18) 2021/01/04(Mon) 23:38:37 |