【神】 因幡 フウタ[理恵は当然の様に驚いていたが、 歩を進めるたびに大人しくなり、やがて首に絡めてくれる腕の力が緩まりそうな気配を感じたが、どうにかその手が外れる前にベッドに運べた様だ。 こちらにもしっかり聞こえるため息を零したのち、 理恵は顔を隠してしまった。>>G18 どうしたんだろうと彼女の心臓には思い至らないまま、 気遣う余裕もないまま、先程の違和感の原因を探った。 彼女に挿した栓を抜けば理恵とその桃色が揺れて、そこへ顔を寄せた。理恵が何やらじたばたしそうな動きがあったのは認知したが、止める理由にはならず。 理恵のどこに触れるのだって、舐めるのだって抵抗はない。 孔から僅かに垂れたそれは粘性がなくて、 愛液とも精液とも違うと思った。そうしてそれが湯だと気付く。邪魔してきたものの正体だとも。 先程は理恵が拡げてくれた入り口の柔肉を指で開きながら、 勝手に溢れるもの、なかに留まっていそうな水分を吸い上げる。 理恵は身体を起こして制止の声を上げる>>G19が、 説明も怠って、熱心な愛撫の様に口付けを続けた。 理恵はびくんびくん震えていたし、伸ばされた理恵の手が力なく俺の髪を乱して、余計にそんな気分になってしまった。 だからきっと、今は不要だろうに女の芽も責めてしまって。 多分全部吸い出しただろうと、 説明する為に彼女と目を合わせようとしたが。 理恵はまだ顔を覆っていた。 何だか可愛い……と、 先程より余裕を取り戻した心臓はちょっとどきどきしてしまうが、 泣かせてしまったかもと思い至らなかったのだから、やっぱりまだ平常心ではなかっただろう。 真相を告げれば、ぱっと理恵の顔が見えた。 何か言い掛けた理恵に首を傾げるが、 理恵は教えてくれなかった。>>G20] (G25) 2021/01/05(Tue) 20:19:16 |