【神】 蜉蝣 アベラルド【アルバアジト】 「そりゃいいね。実に心強い」 二人の声(>>G31、>>G32)を聞いて頷く。 だから安心してろとでも言う様にルチアの方を見た。 それからソニーに気が付けば「ciao」と手を上げる。 話には(>>G35)しばし考える素振りを見せて、 ……面白くなさそうに、舌打ちを一つ。実際、面白くない話だった。 「どこの誰がやったんだか」 「本当にそうだとしたらいい迷惑だ。 ……わからないってのは癪だねぇ。全く」 「こっちのドンのタマも取られる前になんとか……つっても、 やる事はあんまり変わらないんだろ? 怪しい奴がいれば報告、場合によっちゃあ処分。 話も聞ければいいがね。ま、やりようはあるか」 大体いつも通りだろ、大体。 口調こそいつも通りであるが、声色には苛立ちが乗せられていた。 そこまで言うと立ち上がり、出席者をぐるりと見回す。 「何にせよ、第三勢力が居るかもしれねぇっつーんなら」 「既にそいつらの息が掛かってるやつも居るかも、だ。 互いの顔もよぉーく見ておかなきゃならねぇかもな」 「あ、俺からの報告は無し。いつも通ーりの事をしましたとも」 ……止められなければ、そのままこの場を後にしようと出口へ歩くだろう。 (G36) 2022/08/10(Wed) 14:00:55 |