【神】 食人嗜好者 アルレシャ>>G55 サダル 人のそばによるのを少しだけためらいながら、距離を置きながら。 それでもいまひとたびは柔らかい心を晒したままになってしまっている彼女を案じて、 座り込んだままで彼女の傍に寄る。裏返した指先は、テンガンのほうを指していた。 「……私は大丈夫よ。ええきっと、そして私達は、大丈夫。 あの光が彼らを、そしてこれから"噂"の底に叩き落される人たちを、助けてくれるはず」 その輝きがいっときのものであることを、女は知らない。 (G56) 2021/07/05(Mon) 12:25:45 |