人狼物語 三日月国

245 【R18】×××な部屋に閉じ込められた王子様と騎士の選択


【置】 王子 シール

──王都にて──


[時を同じくして、王城ではもう一人の王子が
誕生日を迎えていた。
名をサインといって、双子王子の兄にあたる。

成人になった日の朝、兄王子は父王に呼ばれて対面した。
跪いた上に祝福の言葉をかけられ、深々と頭を垂れる。
続けて体の加減はと訊ねられると、顔を上げ]


 …───おかげさまで。
 わたしも大人になりましたので、以前よりも丈夫になりました。
 もう父上の心配には及びません。
 王位を継いだ暁には、立派に国を治めてみせます。

 
……姉上のお力を借りず、とも。



[双子の姉シールの名を出せば、すぐに父王の叱責が飛ぶ。
しかし、人払いをした後だ。
この会話を聞いている者は、他に誰もいない。
サインは構わず続ける]
(L0) vitamin-girl 2024/01/22(Mon) 22:38:05
公開: 2024/01/22(Mon) 22:40:00