【置】 学生 涼風拝啓 蝉しぐれの降り注ぐ夏の盛りとなりました。年々夏の暑さに磨きがかかっているように感じますが、そちらではお障りなくお過ごしでしょうか。 さて、唐突ではありますが、この度私は貴方へとこうして筆を執ることにしました。 このような堅苦しい雰囲気の文面になってしまう事、どうかご容赦いただきたく。紙を挟んで貴方と向き合い、胸の内に秘めるこの気持ちを綴るとどうしてもこのような形となってしまうのです。 (中略) 略儀ながら、書中をもちましてお見舞い申し上げます。 敬具 20××年 8月××日 涼風薫 (L0) 2021/08/10(Tue) 11:19:50 公開: 2021/08/10(Tue) 12:00:00 |