
![]() | 【置】 みどりの アズキむーの呪いによる服のシワに悩まされて68日後。 ブールヴァルディエは、アイロン、干し方の工夫、<<火燈 無一>>allwhoの服を着てみるなど、あらゆる手段を試したが、すべて無駄に終わった。 ある日、乾いたばかりのYシャツtopsに袖を通した瞬間、みるみるシワが広がっていく様子を見て、ブールヴァルディエはふと思った。 ( 服を着なければよいのでは――!!! 単純明快だが、人としてギリギリな発想だった。 その日からブールヴァルディエは、城whereにも市場townにも、<<又次郎>>allwhoの家にも、裸で出かけるようになった。 <<食図>>allwhoに通報され、ネットで拡散され、自宅にグレネードランチャーarms入りの封筒が届くようになり、村内では「楽観的persona伊達男」というあだ名がつき、<<狐空 凛九>>allwhoに拳骨を落とした。act それでも服のシワは――そもそも着ていないので――全く気にならない。 ブールヴァルディエは晴れて呪いを回避したのだ。 魂より先に人としての尊厳を失ったが、彼は勝者の顔をしていた。 (L0) 2025/08/14(Thu) 16:17:58 公開: 2025/08/14(Thu) 17:05:00 |