【置】 陽は落ちぬ 夕凪 夜凪はとある日、一人暮らしを始めたいと言い出した。 理由は――語られるのなら夜凪の口からだろう。 『アルバイトをしながら絵描きの道を目指す』 あまりに無謀だと止められ、難しいもの。 夕凪は夢を否定したかったわけではない。 それよりも、離れることが寂しかったと、喧嘩をした。 喧嘩をしたその日。 不幸にも夕凪は交通事故にあい救急車で運ばれた。 知らせを受けた夜凪は、顔を青ざめた。 でも命を無事だと家族に教えて貰ったとき、 安心したと同時に不安が襲ってきた。 怪我は重傷でもなかったが、頭を強く打ったらしく。 起きていられる時間がとても短いらしい。 完治までまだ時間はかかると言われていて、 家族が看病に向かう中。 夜凪はずっと顔を合わせることが出来ていない。 (L1) toumi_ 2021/08/17(Tue) 2:57:50 公開: 2021/08/17(Tue) 3:00:00 |