 | [状況が掴めない。 出てきたばかりの試着室に押し返されて、 イルシオンと2人で、密室と呼ぶには心許ない空間で 密着している。 足元のミュールはもう脱げてて、あ、よかった。とか 混乱した頭で思った。 耳元で熱の籠もった称賛の声がして、 一瞬逸れた視線と意識を、呼び戻す >>?8] ぁ、──…ん、ぅ… … [重なる男の身体にぐっと圧をかけられれば、 腰が砕けるように力が入らなくなるのは。 もう、この人に教え込まれた、条件反射だ。 はっきりと熱の滲む男の視線に、見返す瞳と 従順に受け止める唇で、甘い降伏を示した。] (?11) 2025/04/27(Sun) 21:57:50 |