![]() | 【恋】 黒羽 咲夜[イルシオンが、あたしが濡らした指を舐める仕草を、 口先だけでも止めたことがない。>>?33 ただ彼に焦がれる視線を緩く持ち上げて、 こくりと喉を鳴らす。 赤い赤い舌が掌から手首まで這うのを見てとれば、 流石に目を伏せた。 促されるまま従順に腰を浮かせ、脚先をつっと伸ばして、 ショートパンツを脱がせてもらう。 今夜のために装った下着が、彼の目に晒される。 白地に赤い苺の模様、レースに縁取られた 可愛いデザインなのに、サイドのリボンを解けば、 簡単に脱がせられちゃうショーツ。 もうべとべとで、少し脱がせにくいかも、だけど。] … すき? 可愛いの。 [そう聞いたのは、聞きたかったからっていうより、 こんなえっちなことしちゃった、って気恥ずかしさを 紛らわせたかったんだと思う。 ゆっくりとリボンを解く、丁寧とも呼べる手つきは、 目の端でちゃんと見ていた。] (?41) 2025/04/23(Wed) 6:22:41 |