人狼物語 三日月国

45 【R18】雲を泳ぐラッコ


【鳴】 志隈


[男はほんの少しの空いた時間を幼児に当てたものの、
継いだばかりの会社は多忙を極めていた。
何時呼び出されてもおかしくはない。
すぐに仕事場にとんぼ返りする事になれば、
家に戻ってきたのは失敗だったかと男は息を吐き。]


“良い子にしてるんだぞ、秋良。”

はーい


[絵本の真似をした幼児の返事を受けながら、
男は家の者に教育を受けている妻に会う事もなく、
屋敷を後にした。

誰も覚えていない、
まだ物心がつく前の話。]*
(=5) 2020/10/06(Tue) 23:44:32