【鳴】 志隈[何かを言いかけたが、彼は聞きたい事は無いようだった。 代わりに向けられた言葉には、視線を上げて。>>=4] 手入れをしています。 俺はこの手入れの為に、存在しているので。 [アバウトな説明をしていれば、彼は鈍色の球体を選んだようだ。 説明をするには、一番手っ取り早い選択。 球体をクロスで拭きながら、戻ってくるまで様子を窺う。] 簡単に言えばそうですね。 正確に言えば十六夜の力の代償に払った記憶です。 光を失った球体達は二度と浮かび上がる事はなく、 上にいる存在が思い出す事は永劫ありません。 [ここを底と称して、本体を上にいる存在と呼び。 淡色の球体は、浮かべば記憶として思い出しますよ、と補足。] (=9) 2020/10/02(Fri) 20:59:10 |