【鳴】 萩野 真二──約束の日── [駅の裏側、少し人通りが少ない場所に待ち合わせを指定した。 リナ、と言う女性は20歳で胸がHとあると言う。 ちょうど今の私の気分にぴったりだ。 お金こそ高いが、生でもOKな彼女と会う予定を立てた。 こちらは道路にリムジンを止めて待っている。 運転手はこうした援交の事も分かっている、訳ありOKな運転手だ。 援交先の彼女には このリムジンのドアを叩くように言ってある。 そうこうしてれば、こんこん、とドアを叩かれた。 運転手にドアを開けさせれば] おや、コートを着て来たか。 少し恥ずかしかったかな、レナ。 [目当ての女性が車の中に入って来て その姿を見ると、私はそう言った。 彼女には胸と背中が大きく空いたセーターに ノーブラでと指定した筈だが、今の彼女は隠すように コートを着ていた。 その事をとやかく言うつもりはない。 どうせこの後脱いでもらうのだから。 その前に、彼女が来てくれた事に、シャンパンを開けて グラスを彼女に渡すと] (=20) 2023/04/28(Fri) 23:52:55 |