【雲】 会社員 シロウ[ベッドで膝立ちになったサクライさんを見上げる。 衣類に乱れのない彼のその姿から、 自分の置かれた立場がよくわかる。 サクライさんのデニムの一部分に目を やりたかったけれど、瞳をじっと見つめたままにした。 それは主人の命を待つ、犬の如く。 サクライさんの視線はつう、と下がり 僕の下着をじっくりと見ている。 わざわざ言葉にされるのは恥ずかしいけれど、 彼の言う通り、濃く粘っこい白濁で 下着の中はべたついていて酷く不快だった。 ─── 見せて、と言う言葉は短く軽く響くけれど 逆らえない力がある。 はい、と小さく返事をして、ベッドから降りた。] (D20) 2021/03/19(Fri) 22:40:24 |