【雲】 貴族の娘 アウドラねぇ……お父様の……あれ、 いなくなってしまったみたいなの。 [ その人物は、それを聞いただけで 目的地まで走っていったようだった。 よし、とこっそり追いかけて 彼がいる場所に向かうことに。 ちゃりんと鍵が聞こえたとき、 彼は目を覚ましていただろうか。 彼女は背後からその人物の頭めがけて 廊下に飾ってあったツボを 振り下ろしたのだが、 うまく失神してくれてほしい。 ] ……さいごのおわかれを してしまったことを後悔しているの。 * (D43) 2021/04/22(Thu) 20:54:49 |