【雲】 微睡む揺籃 アリア行、行く……ね、ご主人さま。 ついて……きて、ね? [ 膝を着けた四つ這いで、酒場の前へと進んでいく。 はぁはぁと荒くなる息、潤む視界。 何か声が届いたか、どんな視線が飛んできたかは覚えてない。 直に触れようとする男――雄は居なかった。 もしかしたらご主人さまが退けてくれたのかもしれないけど。] ご、ご主人さま……こうで、いい? [ 片足を酒樽に掛けて大きく上げた。 一筋の毛も生えてない秘所は隠すことなくその瞬間を見せようとする。 羞恥に染まった頬でいきむけれど、なかなか出てこなかった。] で、出ない、よぉ……っ。 [ 出したいのに。出そうとしてるのに。 ご主人さまを見つめて、また数度いきんで、ようやく。 理性と常識の枷よりも今ここで放尿したいという欲求が上回った。] (D46) 2020/10/27(Tue) 0:08:44 |