人狼物語 三日月国

55 (R18)竜宮城


【人】 しあわせうさぎ 理恵

[意識が戻ったのはどれほど後のことか。
 すっかりくたびれてこそいたが、なんとか年内に起きてこられた。

 気が付けば濡れたベッドは綺麗に整えられていた。
 いつの間にか着ていた(しかしぐちゃぐちゃな)浴衣を整えて、御簾の中におこもりしながら、フウタの足に頭を乗せてごろごろしていると(「お、足の爪が伸びたようじゃの」「これは切り甲斐があるのう」と足の指を掴んだりもしただろう)、やがてぼぉん、ぼぉん、と重たい鐘の音が鳴り響いた。
 なんとなくぺちぺちとフウタの顎を触って気を引いていると、不意に目があった。

 改めて挨拶をされて>>3:1、きょとんとフウタを見上げる。
 なんとなく姿勢を正した方がいい気がして、身を起こして正座する。]


 なんかよく分からんが、めでたそうじゃの?
 ……気持ちって何のことじゃ?


[立ち上がるフウタを見送れば、戻ってきたときには何かを持っていた。]
(0) kumiwacake 2021/01/07(Thu) 0:21:18