【人】 Marguerite シャーリエ―― 空ラッコの白昼夢 ―― [いつからだったのかなんて、自分でもわからない。 庭に迎えたのだからお茶の相手は当然、 と何度も呼び出したせいか。 はたまた、断らずに現れる彼女に、 認められてると思い込んだのか。] おねーさまっ ピアノ聞いて! やっと弾けるようになったの [王国の友達が作ったというピアノ曲を練習して、 難しいと文句を言いながらも時間を作って、 お茶の時間が減ってしまったある日。 彼女を庭の見える部屋に呼び出した。 防音がされている部屋にグランドピアノが一台。 観客席も一席。 たった1人の観客に招いたのは お姉さまじゃなく彼女になっていた] (0) 七雲 2020/10/02(Fri) 8:06:44 |