【人】 冒険者 ルイージー 二日目 街はずれ ー [ それほど早くもない昼よりも前の時間。 相変わらず白く降り積もった雪をブーツで踏みしめて街を歩いていればいつの間にか外れまで来てしまった様だった。 そこには黒い向日葵の絵の描かれた一軒の店があった。] こんなところに…店? [ ハアと息を吹きかけて手を温めながらその店を眺めていた。] なんの店だ? [ 鍛冶屋や両替所の類でないことぐらいはわかるが外からはどのような店なのかはわからない。 扉を開けて中を見てみればいいのだけどさっきから背中がチリチリする感覚があってそれを躊躇していた。 それこそがこの男の最も秀でた能力であるは危険を知らせる勘ってやつだった。] (0) 2021/12/12(Sun) 5:52:41 |