人狼物語 三日月国

137 【身内】No one knows【R18】


【人】 商人 J

[ ──── オークション当日。

男が女の元を訪れたのは陽が傾きかけてからだった。
夕日に染まる街を男は女を連れて街外れへと連れて行く。
その男はどこか上機嫌だった。]


 このオークションは正規のものではありません。
 曰くつきで表に流せないものが出品される。


[ 盗品など不正な手段で入手したものを金に換えるため。
正規ルートでは手に入らないものを手に入れるため。
参加者の大半はこの街の名だたる商人であり、ギルドも半ば黙認しているのだと男は言う。]


 言わば必要悪、と言ったところでしょう。


[ だからこそ、お目当てのブローチに手が届くのだと。]
(0) 2022/03/17(Thu) 10:39:10