【人】 国文学教授 クマガイ─月曜日・夕方/私立野薔薇大学・喫煙所─ [物静かそうな、大人しい様子の青年>>1:26の様子をどこかまじまじと眺めながら自身も煙草を吸い込み緩く煙を吐き出していたが、彼が発した言葉には不思議そうに眼を瞬かせてから苦笑にも似た笑みを浮かべた] うん? あんまり気にしてなかったな。 大学なんて別に大学一年生でも、 浪人や留年で成人済みの子なんて沢山いるしねえ。 それとも触れた方が良かったのかな? もっとも、きみが今言うまでぜーんぜん、 年齢なんて気にしていなかったけど…… [相手の態度は全く気にしていない素振りで面白おかしそうに笑い、少し思い出に耽るような態度で虚空、斜め上に視線を移ろわせて] ハタチになる前ほど、大人に憧れるものさ。 ……なんて、僕のようなおじさんの青年時代と一緒にしちゃ失礼か。 (0) 2021/04/09(Fri) 0:06:54 |