【人】 探偵 闇谷 暁朝───というよりは、昼に近い時間帯。 す、す、す……とゆるやかに寝室の襖が開き、 跳ねた寝癖、乱れた衣服のまま 壁に身を委ねつつ廊下を歩く男の姿がある。 闇谷暁(寝起きフォルム)だ。 「りょ……かがみ、ぬま……、 ……………風呂………………めし……」 一先ずシャワーを浴びたい。 その後に食事を用意する。 そのような意図の言葉を吐きたかったが 喉は掠れているし、何より半分くらいまだ夢の中。 「…………」 くあ、と欠伸をひとつ。 ずるずると風呂場に向かっていった。 朝兼昼ご飯が用意されるまで、 まだ時間が掛かりそう。 (0) 2021/11/27(Sat) 0:19:12 |