【人】 巡査 ロバート[白昼夢、というやつだろうか。 気づいたときには自分は其処にいた。>>0 お決まりの双眼鏡を手にもって、あーだこーだと建物の中をのぞき込もうとする。その姿はどう見ても不審人物。本来なら通報されかねない、だが、自分はよを守るお巡りさんなのである。そして今は張り込み中。不審者じゃない。 断じて違う、その証拠にほら、先輩が来た。 ――センパイ?。そう僕の上司の もっと大切な、何かを ]あ、ありがとうゴザイマス。 カレーパン、欲しいデス [カレーは正義の証です。と訳のワカラナイ事を言いながら パンを取り出した彼から袋を受け取ろうとして、手と手が触れた。その瞬間、ばちっと頭の中で音がなった。一瞬触れるだけの手、でもそのぬくもりを知っている。――撫でられた事なんて、抱きしめられたことなんてない。 はずなのに、受け取ろうとしたカレーパンを地面に落とし。 一歩後ずさった。先輩にむける顔は真っ青で 震える手を思わず隠すようにして] (1) 2020/02/09(Sun) 23:14:38 |