【人】 Marguerite シャーリエ[ペダルを踏んでは離し離しては踏んで、 儚いメロディーを光に変えていく。 窓から差し込む夕日は私にぶつかって影を作り、 手元に夜を生み出していた。 そこに月の光を作った。 レモン色の響きは甘くて切なく、弾き手の心を揺さぶる。 弾き手の気持ちはピアノに変換されて音符になり、 空気を震わせて観客に届く] [9/8拍子、フラット5つの変ニ長調。 その中に転調と臨時記号を散りばめて編まれた甘い曲。 楽譜を読んでびっくりした。 こんな曲を書くなんて、あの人天才だ。 自分の心のままにテンポが揺らぎ、 恥ずかしいほどに私が暴き出される。 聞かせているのはただ1人。 最後の音をペダルで伸ばして、 告白した恥ずかしい高揚感に身をゆだねた。] ……どう、だったかな [借り物の言葉だけど、私の気持ちは届いたのかな**] (1) 2020/10/02(Fri) 8:07:23 |