人狼物語 三日月国

132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】


【人】 演者 アクタ



───嗚呼、案外、
    奇跡なんてものは、身近に落ちている。



呆気ない機械の声が世界に鳴り響いて
悪戯が成功した子供みたいに、にーっと笑ってやった。

「エノ、」

砂浜に腕を沈ませて立ち上がれば
もう何の意味もない、バツ印が付いた手を差し出して

「行こう。」

今更端末の通信に気が付いたけれど
レモンティの気分でもあるし、砂糖の混ざった琥珀色の気分でもあるから
委ねるように、やっぱり、そのまま、仕舞った。
(1) 2022/03/07(Mon) 23:36:42