【人】 灯守り 冬至[ 遠巻きに 小満の蛍を一度見る。 彼女は今 何をしている所であったか どうあれ程なく小雪に視界を戻せば ] ――確かに。 生き生きとしているように見えますね ああいったむぎの姿は 小雪に居たままでは見れなかったかもしれず そう思うと 眞澄の判断は正であったのかも …とはいえ。 面と向かって退屈と称するのは 深くを知らぬ者が聴くと 何がどうあれ失言―――穏やかではないと思うものです そう思うと 退屈と称した意味が気になるものですが 心当たりはあったりするものでしょうか [ 「聴きに行ってみましょうか」と もう一度むぎを見つつ ] (1) 2022/01/25(Tue) 0:23:22 |