【人】 3年生 武藤景虎[それは、ピアノの前で言葉を失っている時だろうか、ムーンと何かしら話していた時だろうか。 目の前に天使が現れた。 告げた名前は、隣にいるであろうムーンと、自分。] ………、っ、オレ、か…。 [生きてた。 それは喜ばしいことのはずなのに、 目覚めることのない誰か一人のことを考えるとどうしても素直には喜べない。 誰かのための夢。 もうその夢に自分は必要ないということだろうか。 その夢の中で出来ること、残された時間であるのだろうか。] (2) 2022/09/08(Thu) 0:31:08 |