人狼物語 三日月国

45 【R18】雲を泳ぐラッコ


【人】 アジダル


[ そうしていつも通り会話を繰り返し、空になったグラスを満たそうとすれば、取り上げた瓶が随分と軽くなっていることに気が付いた。

 いま、何時だろうか。
 慣れていない室内を見渡せば窓辺にある置時計はそれなりに深夜を指し示していた。なるほど頭がぼんやりするはずだ。 ]


  ……そろそろ寝るか。
  シャワー浴びてきな。


[ 二つ分のグラスを取り上げて流しに置く。話し込んだ気はしなかったが、見送りが欠伸交じりになるほどではあったようだ。
 彼が視界から消えている間に部屋着から真新しい寝間着へ。今更ながら人と寝る時だけ服を着る、という状況に奇妙な矛盾を覚えつつ。

  (……戻ってきた彼が寝る場所をごねるなら、さんざ悩んでから同じ布団に招き入れる心算ではある。
 そうでないならそっちで寝なさいバンビーノ。) ]
 
(3) Muimerp 2020/09/29(Tue) 7:34:01