人狼物語 三日月国

159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】


【人】 夢中 ユメカワ

>>2 ネコジマ

君に手伝ってもらって、小柄な身体を荷台に下ろして。
君が自ずとそうするなら、手押し車の取っ手は任せてしまおう。
そういった善意に甘えるのは、やっぱり好きだ。

「約束、じゃないけど」

先生・・が出欠取るのに遅れたらよくないから」

まだ少しだけ、体温の残る頬を時折撫でながら。
きいきい、からから、少しばかり頼りない音をさせて。
ぱたぱた、ぽたぽた、赤い点々を残しながら歩いていく。

道すがらに話すのはさも当たり前の事のようで、
けれども今話すには、なんだか前提がおかしな話でもあって。

「稔はさあ」

それからぽつり、じつに他愛無い問い掛けのように口を開いて。

何から逃げてたの・・・・・・・・

君が戻って来た死者から目を逸らしていた事なんて知っている。

前々からの疑問を投げ掛けた。きっとこれが最後だから。

高い所から落ちれば夢から覚められる、なんて言うけれど。
二人飛び降りても、何もかも消えて無くなりやしないのだから
やっぱり何処までもこれは現実らしい。
(3) unforg00 2022/07/15(Fri) 3:17:56