【人】 魔族 レーヴタント「 ドラゴンステーキは、どうですかぁー? 」 ふわふわと、間延びした客寄せをしながら、 楽しそうに肉を焼きながら、額から落ちる汗を ヘラを握りながら拭えば、 魔族独特の赤い瞳を細めていた。 昼間の時間は、魔族にとっては嫌な時間だけど、 それでも、創世祭に来るのは、 頻繁に会うことができない人々や、創造主に会えるからだ。 眠気を噛み殺しながら、また肉を焼く作業に戻る。 知り合いでもいれば、声をかけただろうし、 客がくれば、眠そうにしながらも、 にこやかに対応をしただろう。** (3) 2021/10/17(Sun) 21:22:39 |