【人】 飄乎 シヴァ>>プリシラ 「あ、すごい華やか。パーティーらし〜〜〜」 夜も深まった頃、彩られた広場に男は足を運んだ。魔法の明かりか光だけの炎か、きっとそうしたものも灯り、日中よりも幻想的な光景を見せていることだろう。 目的の人物を見つければ、招待状を持ったままの右手を振って近付いてく。 「御機嫌ようプリシラ嬢? ご招待アリガト〜〜! 大分遅くなっちゃったしちょっとしか居られンけど まだやってる内に来られて良かったワ、すげェね会場」 そんな素直な言葉があなたに渡された。彼の側だけ少しぎこちなかった数日前の別れ時よりも、ずっと元気で調子も良さそうだ。 気にしたのなら、彼のコートの左袖の下に腕輪がないことに気付くだろう。 (3) 2024/02/15(Thu) 15:05:38 |