【人】 転入生 二河 空澄[さっそく友だちが出来たことに ホッとしたのか 「ご飯作ってるところだから 先にお風呂入っといで」って明るい声が響く。 それ以上に沢山の 敵が出来たことは言わなかった。 大切なプリントをテーブルに置き、 着替えを準備すると 風呂場に向かう前、ひとこと釘を刺す。] こっち、入ってくんなよ?! 覗いたら、怒るかんな。 [おかしなとこに出来た 靴型の打ち身を見られたくなかったからだけど、 はいはいと頷いた後、 「子供っぽいと思ってたけど、 空澄も、そんな年頃になったのねぇ」と なんだか感心している姿を尻目に、扉を締めた。] (3) 2020/12/01(Tue) 11:19:30 |