人狼物語 三日月国

246 幾星霜のメモワール


【人】 遊蕩 ディルク

>>3 エミール

裏通り、影の落ちるその場所で。
男は酷く退屈そうに、酷く億劫そうに表情を歪めている、
…訳ではなく、
いつも通り
の表情で気配ある方へ視線を向ける。

──同時、無数のもまた、そちらへ。

「……………………ああ」
「"痣持ち"の一人、それで」

光ってないお仲間さんだ。
薄暗い影に隠れ、首をかくりと傾ける。

「僕に、何か用?」
「もしかしてデートの誘い?……はないか」
(4) sinorit 2024/02/09(Fri) 1:13:28