【人】 泰然自若 シトゥラ>>1 >>2 アルレシャ 「だよなァ!」 アルレシャが片足を開くと同時に残していたキューブ二つを片手で開き、落とす。 あッたりまえだ。こっからが面白くなるって性分だろ?アンタも、僕も。 意識はアルレシャに向いたまま。 以前はまんまと音に釣られてロクに回避もできず酷い目にあった。今回は回避できる余裕がまだある、が。 ―――種がわかっていて、それでも認識するのか? するに決まってんだろ! 視界にバッチリ銃も弾も見えて、硝煙の匂いだってするんだぞ馬鹿! んじゃどうするか? こうする。 捌ききれない弾を数発喰らい、鮮血が舞った直後。 二人の間に赤混じりの厚い水の壁ができる。 アルレシャ側からシトゥラの姿が、見えなくなっただろう。 シトゥラとて同じ。アルレシャも銃も視認できなくなった。 認識できなくなった。 ――僕は、 知らないもんは知らない ってタチでなァ。弾幕が、『途切れる』。 間髪入れず、アルレシャの居た場所へ水の壁越しに刀を一閃。 狙いは腕。利き腕落とせりゃ上等だよなァ! (4) 2022/02/15(Tue) 22:37:16 |