【人】 巫凪 桜花[言葉に詰まる彼は、珍しく揺らいでいるように感じた>>0:142] …どうかした? [けれど、すぐに続けられた問い。 口数のさほど多くない彼に聞かれた、そのことが、嬉しい。 知らず、色素の薄い唇が綻ぶ] 今日は、栗鼠を見たんだ。 すばしっこくて、身体にワイヤーが入ってるみたいに、 時々動きが可笑しい。 尻尾はふわふわで、…たぶん、触れたら柔らかい。 [そうだろうか?そう言えばまだ、確かめたことがない。 最初に施設長から研究の邪魔はせぬよう釘を刺されたため、 干渉は控えていたが。 ―――触れて、みたい。] 見てるだけ、だけど。 [浮かんだ欲求とは裏腹に、呟く*] (4) 2023/11/20(Mon) 7:49:34 |