【人】 商人 ミロク>>1 フジノ 「ごきげんよう。フジノさん。 突然ですが、げーむをしませんか? 隠して欲しいものがあります。 決して誰にも、見つからないようにしてください。 仲のいい友人にも、恩を覚えている医者にも。 取引をした大人にもです」 その日あなたの前に男はやってきた。 そう、あなたに告げて、包みを渡す。 服の中に隠し続けるには少しかさばるような何か。 そして、内緒話をあなたの耳元で囁いた。 「隠したら、戻ってきて少しの間お話をしましょう。 その後で、私が探しに行きます。 見つからなかったら、あなたのかちです。 見つけられたら、私のかちです」 「かんたんなげーむでしょう?」 (4) 2021/07/05(Mon) 11:47:46 |