【人】 和宮 玲[生まれてから親の愛情を確かに受けて育ってきたと思う。 それは今でも変わらず、両親は私と言う人間に対して とても良くしてくれている。 愛情を確かに感じることができる。 だから、これは不幸で、不運でしかない。 誰が悪いわけでもない話。 そうなってしまっただけのこと。 和宮玲は痛覚が鈍い。 痛覚以外にも、触覚、味覚、嗅覚も同様である。 視覚と聴覚は正常だったのは幸運だったか。 その際で怪我に気づかず出血が長引いたり ご飯を美味しく食べられなかったり 手を握られても、その全てを感じ取れなかったり。 全く無いわけではない。 が、明らかに人よりも鈍い。 それが私と言う人間のズレ。 劣っているとは思わないのは、両親の愛情に感謝するべきだろうか。] (5) 2020/08/08(Sat) 1:38:18 |