【人】 オーブリー・フィリップス[微笑んで返事をしてくれたミシェル>>2に ありがとう! とまた喜んで、軽い足取りでミシェルの待つ ソファーへ戻るわ。 温かいティーカップを親指と人差し指で摘んで、 グロスがべったり付かないように唇をそっと淵に付けるの。 こくり、と喉を紅茶が通れば、甘い香りが鼻を通ったわ。 焦がしたカラメルみたいな甘い甘い匂い。 でも、甘くなりすぎないのは茶葉が 香りを優しく溶かしてくれるから。] 美味しいわ! この紅茶はヴィンセントが選んでくれたの? それともミシェル? [食器がぶつかる音を立てないように カップをソーサーに置いてから、二人の顔を見たわ。 どちらにしても、私が好きな紅茶をこうして出して くれたのだから、お礼が言いたかったの。] (5) 2021/04/07(Wed) 23:01:46 |