人狼物語 三日月国

246 幾星霜のメモワール


【人】 寡黙 エミール

>>+2>>c0>>c1 ファリエ

――踵を返した道すがら。

見慣れた長い髪を見つけて、その後を追った。

「……!」

「おい、どうした。具合が悪いのか」

そこまで言って気づく。
うなじから光が漏れ出ている事に。
ファリエの痣が発光したのは知らせを見て知っていたが、ここまで目立つとは。
これでは相当、往来で目立ち祝われていたのだろう。
先日かなり緊張していたくらいだから、慣れないことに戸惑ったに違いない。

「……大丈夫、か。なぁ、」

貴方に伸ばした手は、肩に触れることができただろうか。
(6) eve_1224 2024/02/05(Mon) 23:55:54