人狼物語 三日月国

225 秀才ガリレオと歳星の姫


【人】 ユスティ



   本物を目の当たりにすれば
   自惚れる暇もないのだと彼は知っている。

   新たに編み出された空間転移の魔法は
   詠唱の甲斐も虚しく石ころを空へ運ぶのみ。
   これでは星空へ旅立つことなど夢のまた夢。



          夕焼け空の小隕石が
          小さくため息をついて項垂れていた。**



(7) 西 2023/09/25(Mon) 0:53:21