人狼物語 三日月国

112 【R18】アルステラのもとに婚姻を


【人】 狐娘 レイ

―― 翌朝 ――

[初めての交わりを覚えた身体は、朝陽を迎え入れても反応しないほど心地の良い疲労を訴えていた。
シャオロンが寝台を抜け出したことにも気づけず、一糸まとわぬ姿で布団の中で丸くなっている。

指輪が指先に嵌められたのにも気づかないほど、愛された身体は情交の後がしっかりと残っていて、昨夜のことが夢ではないことを表している。

ふに、と柔らかいものが唇に触れた。

重い瞼をゆっくりと開いていけば、
柔らかく微笑むシャオロンの顔があって、
つられるようにふにゃりと表情を緩めた。]


 ……おはよぉ、しゃおろん。


[寝ぼけ眼のまま、差し込む朝陽に照らされる愛しい人が今日も傍らに居る。
奥さんと呼ばれることが擽ったくも、嬉しくて。]
(7) milkxxxx 2021/12/16(Thu) 0:24:52