人狼物語 三日月国

246 幾星霜のメモワール


【人】 栄枯 プリシラ

>>6 シヴァ

「死に至る呪い、かあ……枯萎の極致、生命の終着点。

 あたしが事の詳細も知らずに、
 おいそれと解呪できなかったのも無理ないわね。
 薬を持たせておいて本当に良かった……」

安堵の息。相談を貰ったからには助けになりたいもの。
にしたってそんな呪い、どんな悪意に触れたんだか。

「きっと……自分たちは嫌なことを沢山経てきて。
 ずっと沈んで、落ちて──けれど何処かに底はあるもので。

 これからは少しでも昇り調子ならいいなって思うの!」

「その為の一歩を踏み出した大魔女の活躍、
 シヴァさんは見逃さないでいてくださいね?」

大魔女だから、きっと一人でもハッピーは十分に育める。
それでも、感化された人や、
これまで繋いだ縁が支えてくれるのは嬉しく思うのだ。

また背を向け、顔だけを向けて笑うその中心には、
聖杯の痣が爛々と光っていた。

#パーティ会場
(8) backador 2024/02/16(Fri) 11:10:36