人狼物語 三日月国

246 幾星霜のメモワール


【人】 掃除屋 ダーレン

>>7 グノウ
誰かの口へ入ることになりそうで、飴もきっと喜んでいることでしょう。今は男の手に握られるばかりだが。

咥えた煙草に火を点けて、煙を一度吐き出したのち。
近くの屋台で新たにエールを買い直した。まだまだ飲むつもりでいるらしい。

「そんなことだろうと思った」
「俺はあんたのこと、全然知らねえけど。
 見た目といい生き方といい、酒の肴になりそうな話は掘れそうだけどな」

木偶、なんて自虐する程でもないだろう。最も、この男が一見して得た印象に過ぎない。
実際のところ、シヴァからも自己紹介時点での情報しか聞いてはいないのだ。

「加護がどうとかってやつだろ」
「見た。……実際のとこ、どうなんだろうな。祝福なんて眉唾物だろ」

信心深いとはお世辞にも言い難い男。煙を吐き出しながら、そんなことを言ってみせるのだ。
(8) 2024/02/05(Mon) 18:29:53